介護・福祉職のキャリアアップ

介護職の給与(収入)【年齢・資格・施設・事業所で比較】平均年収380万円って実際どうなの?

バクくん

こんにちは!ばくです!!
僕は介護現場でヘルパーから管理者までを経験し、その間に介護福祉士やケアマネ、社会福祉士などの資格を取得してきました!
介護職の給与についてまとめましたので見ていただければ幸いです!

介護職の給料について、

  • 少ないって聞くけど実際どうなの? 
  • 年齢や経験年数で変わるの? 
  • 資格があれば給料は上がるの?

介護職に就く時に、そういったこと考える人たくさんいらっしゃるかと思います。

今回は介護職の給与について 年齢・男女・資格・施設別で比較したいと思います。参考になれば嬉しいです!

目次

介護職の平均月収・年収・ボーナス

  • 平均月収   約26万円
  • 平均年収   約380万円
  • 平均ボーナス 約66万円

参考:厚生労働省 令和2年度介護従事者処遇状況等結果の概要(統計表第80表)

介護職の平均月収は約26万円、平均ボーナスは66万円になり、年収に換算すると約380万円になります。

日本のサラリーマンの平均年収 約460万円と比較すると高い給与水準ではありません。

ただ、平成30年の介護職の平均年収が約340万円と言われていたので、少しずつ給与相場にも改善が見られておられる状況です。

介護職【年齢・男女別】給料比較

年齢・男女別の介護士の給料、年収

正社員(常勤)で働く場合の年齢・男女別で比較の平均月給(年収)は以下の通りで

性別(年齢)平均月収平均年収
男性平均月給年収
29歳以下295,580円355万円
30~39歳342,110円411万円
40~49歳357,260円429万円
50~59歳333,160円400万円
60歳以上289,800円348万円
女性平均月給年収
29歳以下287,430円345万円
30~39歳304,650円366万円
40~49歳315,000円378万円
50~59歳313,530円376万円
60歳以上286,080円343万円

平均給与額は、手当や一時金も含みます
参考:厚生労働省 令和2年度介護従事者処遇状況等結果(統計表第102表)

パート・派遣など非常勤で働く場合の給料は以下の通りです。

性別(年齢)平均月収労働時間
男性平均月給労働時間
29歳以下128,240円96.7時間
30~39歳152,430円104.7時間
40~49歳156,300円105.3時間
50~59歳141,220円101.8時間
60歳以上117,490円92.2時間
女性平均月給労働時間
29歳以下125,130円102.0時間
30~39歳122,140円93.2時間
40~49歳113,340円84.5時間
50~59歳114,040円81.7時間
60歳以上104,780円74.9時間

平均給与額は、手当や一時金も含みます
参考:厚生労働省 令和2年度介護従事者処遇状況等結果(統計表第104表)

バクくん

正職員では、やはり30代40代あたりの給与が多くなっていますね。年齢的に役職がついたり、管理者などになって給与が上がっているのが解ります。

介護職【資格別】給料比較

正職員(常勤)の場合

資格 平均月給 年収
介護福祉士329,250円395万円
実務者研修303,230円364万円
初任者研修301,210円361万円
無資格275,920円331万円

平均給与額は、手当や一時金も含みます
参考:厚生労働省 令和2年度介護従事者処遇状況等結果(統計表第99表)

バクくん

資格の有無が給料に大きく関わっているのが、よく解りますね!!!
給料を上げていくのであれば、積極的に資格取得をしていきましょう!

パート・派遣職員など(非常勤)の場合

保有資格 労働時間平均月給
介護福祉士88.4時間125,690円
実務者研修84.8時間120,650円
初任者研修75.3時間106,130円
無資格91.1時間107,520円

平均給与額は、手当や一時金も含みます
参考:厚生労働省 令和2年度介護従事者処遇状況等結果(統計表第101表)

バクくん

非常勤で働く場合も、無資格者と資格保有者の給料の違いがよく解りますね!

介護職【施設・事業所別】給料比較

正職員(常勤)の場合

施設・事業所月給年収
特別養護老人ホーム352,930円423万円
介護老人保健施設341,190円409万円
有料老人ホーム(特定施設)326,570円392万円
訪問介護事業所319,140円383万円
グループホーム295,600円355万円
通所介護事業所291,690円350万円
通所リハビリ事業所314,580円377万円
小規模多機能型居宅介護301,000円361万円
介護療養型医療施設321,140円385万円
介護医療院319,140円383万円

平均給与額は、手当や一時金も含みます
参考:厚生労働省 令和2年度介護従事者処遇状況等結果(統計表第116表)

バクくん

特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護付有料老人ホーム(特定施設)の3施設が年収400万円前後となり、介護職でも給与が高くなっています。

パート・派遣職員など(非常勤)の場合

施設形態労働時間月給
特別養護老人ホーム108.4時間137,150円
介護老人保健施設109.5時間128,110円
有料老人ホーム(特定施設)106.4時間134,970円
訪問介護事業所71.1時間108,020円
グループホーム102.7時間134,910円
通所介護事業所94.7時間116,990円
通所リハビリ事業所105.4時間128,410円
小規模多機能型居宅介護95.6時間123,190円
介護療養型医療施設116.1時間171,190円
介護医療院107.4時間116,740円

平均給与額は、手当や一時金も含みます
参考:厚生労働省 令和2年度介護従事者処遇状況等結果(統計表第117表)

介護職として給料をアップしていく方法

新たに資格を取る

介護職として働いていくには介護福祉士の資格は取得しておきたいものです。

手当がついたり基本給が上がることが多くあります。

介護の仕事は資格がなくても働けるところもたくさんありますが、簡単なものでは初任者研修などの資格がありますので、キャリアアップ(給与アップ)として資格にチャレンジしていくことが重要です。

また介護福祉士をお持ちでも、+αの資格取得で給料が上がる可能性があります。

「ケアマネジャー(介護支援専門員)」「認知症ケア専門士」などの資格の取得することで、キャリアアップ(給与アップ)するなど様々な選択肢があります。

手当の多い勤務先に就職する(転職する)

残業手当、夜勤手当、資格手当など施設・勤務事業所によって給与形態が異なりますので、各種手当の有無をしっかり確認して新しい働き先を探すことをお勧めします。夜勤手当てなど金額的に大きな手当てになりますので要チェックです!

同じ施設・事業所(法人内)で役職をあげる

施設内でも「プリセプター」「リーダー」「主任」「管理者」「施設長」「サービス提供責任者」など、施設により色々役職があります。役職がつけば自然と給与も上がりますので今の働き先でキャリアアップ(給与アップ)をしていくには必須になると思います。

他にも資格を活かして、同じ会社(法人)の中でケアマネジャーや相談員として働くことも可能です。

先程も伝えましたが、介護福祉士以外の資格(ケアマネ、社会福祉士など)の取得も視野に入れると、施設内同じ会社での出世にも役立ち、役職をあげていく際に評価されやすくなります。

まとめ

介護職の給料は他の業種と比較しても決して高い水準ではありません。

しかし、資格取得や転職によって、給与を増やしていくことは可能です。資格、働き先、常勤か非常勤かによっても大きく収入は変わってきます。

収入アップの一番の近道は、正職員として働き、資格を取得し役職をあげていくことです。

バクくん

介護福祉士などの資格を少しでも早く取得することで、役職が上がったり、新たな資格(ケアマネなど)へ繋がっていきます。いろんな資格を取得すると、転職も有利になります。ぜひチャレンジしてキャリアアップしていきましょう!

ありがとうございました!

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この記事を書いた人

介護職・福祉職として10年以上従事し、サービス提供責任者や管理職などを経験。現在、社会福祉士、介護福祉士、ケアマネジャー等の資格を活かして、ソーシャルワーカーをしています。介護・福祉に関する情報を発信中!!

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